こんにちは!北海道十勝スカイアースの堀河俊大です。
僕は北海道十勝地方からJリーグ入りを目指すサッカーチーム、北海道十勝スカイアースに所属するサッカー選手です。
スカイアースはカテゴリーでいうと5部リーグにあたる地域リーグに所属していて、僕はそこでプレーをする地域リーガーです。
2020年に三重県の鈴鹿アンリミテッドFC(現鈴鹿ポイントゲッターズ)からスカイアースに移籍し、北海道に住み始めました。
僕が住んでいるのはスカイアースが活動の拠点にしている北海道十勝地方の帯広市。
帯広市は北海道中東部にある市で、北海道らしい大自然や美味しいスイーツやグルメが楽しめる魅力たっぷりの街です。
2019年に放送されたNHKの朝ドラ「なつぞら」の舞台になったことでも注目されました。
気候はやっぱり北国。冬は雪が降るし(北海道の中では少ない方らしい)、気温は-20℃まで下がることもあります。
冬の厳しい北海道ですが、サッカーをする環境としてはやはり様々な影響があります。
今回は北海道でサッカーをすることについて、北海道とサッカーの関係についてお話ししたいと思います。
目次(押すとジャンプします)
北海道とサッカー
冬
北海道は皆さんも知っている通り、めちゃくちゃ寒いです。笑
冬は雪が降って積もるのは当たり前だし、僕が住む十勝地方では朝方-20℃まで気温が下がることもしょっちゅう。
寒すぎて笑っちゃうレベルです。
写真のように降るときは地面いっぱいに雪が積もります。
一度降ると気温が低いのでなかなか溶けません。
今年は年が明けても雪が降らないという珍しい年でしたが、年が明けてしっかりと降りました。
これだけ雪が降って気温が下がるので北海道では冬の間は外でサッカーができません。
十勝地方では雪が降り出す12月頃から雪が溶ける4月頃までの約5ヶ月間、屋外の広いピッチでの練習ができません。
今シーズン、スカイアースが屋外で練習を始めたのも4月に入ってからでした。
4月に入ってからもそこはやはり北海道。練習のある夜には気温が下がって5℃前後になることもあります。
半年近くフルピッチでの練習や試合ができず、屋外に出てからも寒さとの戦いが待っています。
僕自身今まで雪が降る地域に住んだことがなかったので、北海道に来て雪国でサッカーをすることの大変さや過酷さを身をもって感じました。
夏
逆に夏の北海道はサッカーをするのには最高の環境です。
湿度が低く、気温も猛暑ほど高くなることはほとんどありません。
夜の練習で半袖のウェアで練習するのは一年でも数えるほど。
昨年、8月に試合があった時も昼間のキックオフで気温20℃ほど。8月でその気候にはびっくりでした。
冬のトレーニング
雪国にあるJリーグのチームは冬の間はキャンプなどに行き、そこでトレーニングを行ってそのまま開幕を迎えるといったことも少なくありません。
Jリーグのチームと違ってキャンプなどにいけない僕たちは、冬の間は屋内でトレーニングを行っています。
練習場所は小学校などの体育館や屋内の多目的練習場。
体育館はフットサルコートほどの広さなので技術練習を中心にポゼッションや少人数でのミニゲームをしています。
こっちに来て分かったことは北海道出身の選手はフットサルが上手だということ。やはり冬の体育館での練習に慣れているなと思いました。
今年はスケートリンクの周りにあるトラックを使ってフィジカルトレーニングも行いました。
スピードスケート王国の帯広市。さすが、素晴らしい施設です。
外での練習ができない分、様々な工夫をしてトレーニングを行っています。
雪が溶ける4月までスパイクを履くことはありません。
冬の間はフットサルシューズとランニングシューズがお友達です。
最後に
今回は北海道とサッカーの関係について、外で練習ができない冬の間僕たちがどんな練習をしているのかなどについてお話ししました。
正直、北海道はサッカーをするには少し不利な環境なのかもしれません。
雪国の地域がウィンタースポーツに強いのはそこに適した環境があるからというのも大きいし、環境というのはスポーツをする上で大事な要素の一つだと思います。
ただ、ここ「北海道十勝」に本気でJリーグ入りを目指しているチームがあります。
チームはもちろん、そこでプレーをする僕たちも環境は関係なく上に行けると思っているし、それを言い訳にするつもりもありません。
今回は「北海道でサッカーをするのはこんな感じ」というのを事実としていろんな人に知ってもらいたくてブログを書きました。
現在7月、季節は夏です。
今は外でサッカーができる喜びを感じる毎日です!
JFLに昇格するためには、1年を通してチームとしても個人としてもどれだけ成長できるかが鍵になると思います。
冬の間に積み重ねたものがJFL昇格に繋がる大きなエネルギーになる。
そう信じてこの先も頑張りたいと思います!
ではまた!!
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